筋肉と代謝系

・横紋筋と平滑筋の分類、随意筋と不随意筋の分類などを正確に理解する!
・筋収縮の種類を覚える!
・主な代謝指標の種類を覚える!

 

①筋肉の種類と働き

筋肉は主に以下の3種類に分類されます。

筋肉の種類 特徴 随意・不随意
骨格筋 骨に付着し、運動を制御する。 随意筋
心筋 心臓を構成し、血液を循環させる。 不随意筋
平滑筋 内臓や血管の壁に存在し、自動的に動く。 不随意筋

随意筋と不随意筋

  • 随意筋: 自分の意志で動かすことができる筋肉(例:骨格筋)。
  • 不随意筋: 自分の意志とは無関係に動く筋肉(例:心筋、平滑筋)。

 

②筋収縮

筋収縮は以下の4つの種類に分類されます。

  1. 等張性収縮: 筋肉が一定の張力を保ちながら短縮または伸張する。
  2. 等尺性収縮: 筋肉の長さは変わらず、張力が変化する。
  3. 短縮性収縮: 筋肉が短くなりながら力を発揮する。
  4. 伸張性収縮: 筋肉が引き伸ばされながら力を発揮する。

最大筋力と筋繊維

  • 最大筋力は、断面積1cm²あたりの平均で見た場合、性別や年齢による差は少ない
  • 筋繊維の数は変わらないが、太さが変わることで筋力の増強が可能

 

③同化と異化

  • 同化: 体内でエネルギーを使って物質を合成する過程。筋肉を構築するためのプロセス。
  • 異化: 体内で物質を分解し、エネルギーを放出する過程。運動時にエネルギーを供給する。

 

④代謝の種類と指標

エネルギー代謝率 (RMR)

  • 定義: 安静にしている状態で消費されるエネルギーの量を指し、基礎代謝量に近い値です。
  • 算出方法: RMRは以下の式で算出されることが一般的です。
    • ハリス・ベネディクト方程式:
      • 男性: RMR=88.362+(13.397×体重)+(4.799×身長)−(5.677×年齢)
      • 女性: RMR=447.593+(9.247×体重)+(3.098×身長)−(4.330×年齢)

睡眠時代謝量

  • 通常の代謝よりも5~10%低いとされます。

安静時代謝量

  • 座っているだけで基礎代謝量の1.2~1.3倍になる。

基礎代謝量の数値

  • 成人男性: 約1,500〜2,000 kcal/日
  • 成人女性: 約1,200〜1,800 kcal/日

BMIとメタボリックシンドローム

  • BMI (Body Mass Index): 体重(kg)を身長(m)の二乗で割った値。BMI = 体重 / (身長 × 身長)
  • メタボリックシンドロームの診断基準:
    • ウエスト周囲径: 男性85cm以上、女性90cm以上
    • 血圧: 130/85 mmHg以上
    • 血糖: 空腹時血糖値110 mg/dL以上
    • 脂質: トリグリセリド150 mg/dL以上、HDLコレステロールが男性40 mg/dL未満、女性50 mg/dL未満

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