脱硝技術

・脱硝技術の一種であるアンモニア接触還元法の内容を理解する!
・用いられる触媒を把握しておく!

 

①脱硝技術の種類

脱硝技術には大きく分けて乾式と湿式の2種類があります。実用されているものの大半は乾式であり、特にアンモニアを還元剤として用いる選択接触還元法(SCR法)が主流です。

②アンモニア接触還元法

アンモニア接触還元法(SCR法)は、排ガス中の窒素酸化物(NOx)をアンモニア(NH3)と反応させて無害な窒素(N2)と水蒸気(H2O)に分解する方法です。この方法では、アンモニア添加量の制御により追従性が高く、効率的にNOxを除去できます。

③脱硝に用いられる触媒

脱硝に用いられる触媒は、触媒作用を持つ活性金属と、それらを適切に分散させて保持する担体から構成されています。触媒の作用によって窒素酸化物(NOx)は無害な窒素(N2)と水蒸気(H2O)に変換されます。

  • 活性金属:
    • 活性金属には、白金(Pt)や酸化バナジウム(V2O5)などがあります。これらの金属が反応を促進し、NOxを効率的に還元します。
  • 担体:
    • 担体には、酸化アルミニウム(Al2O3)や酸化チタン(TiO2)などが使用されます。これらの担体は、活性金属を分散させて保持し、高い触媒性能を実現します。

現在、主に使用されている触媒の組み合わせは、酸化バナジウムと酸化チタンです。この組み合わせは高い脱硝効率を持ち、実用的かつ経済的な選択となっています。触媒の寿命は通常数年であり、性能を維持するために定期的な交換が必要です。

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