作業環境測定

 

・2つの測定方法の使い分けを理解する!
・作業環境測定の対象に指定されている作業場区分、頻度と結果保存期間を覚える!
・測定結果により評価区分を判断できるようにしておく!

 

①作業環境測定の内容
定義は「作業環境の実態を把握するため、空気環境その他の作業環境について行うデザイン、サンプリング及び分析(解析を含む)」とされています。
作業場の環境がどれだけ有害化を測定しているというイメージでOKです。

 

②測定方法
大きく分類して2種類の測定方法があります。
<A測定>
空気中の有害物質濃度の平均値を測定するものです。
測定点は原則として床上50cm以上150cm以下 とされています。
ただし、騒音の場合は床上120cm以上150cm以下 です。人間の耳がある位置を目安に決められているということですね。
この測定からは2つの値を算出します。
第1評価値→上位5%値(厳密には・・・ですが高めの値と覚えてください)
第2評価値→算術平均濃度(真ん中くらいの値)
<B測定>
有害物質の発散源付近を測定点とし、最高濃度を測定する者です。
当然ながら測定結果としては A測定第2<A測定第1<B測定 という大小関係になります。

 

③作業環境測定の対象と測定頻度、記録保存期間(重要!!覚える!!)
対象作業場 測定頻度 記録保存期間
鉛業務 1年 3年
石綿 半年 40年
特定粉じん作業 半年 7年
有機溶剤 半年 3年
特定化学物質 半年 3年
騒音 半年 3年
坑内 炭酸ガス濃度→1か月
その他は半月
3年
酸素欠乏危険場所 作業開始前(毎日) 3年
放射線業務 1か月 5年

覚えやすいように上からポイントを解説すると

・石綿(アスベスト)は何十年もの間体内で蓄積され、じん肺などの病気の原因になりますので、40年というダントツ長い保存期間が必要になります。

・特定粉じんもそのイメージに近いです。微小な粉なので体内に入ってから悪さをするまでにスパンがかかるイメージです。

・坑内や酸素欠乏危険場所、放射線などは、その場での死に直結するような危険場所になりますので測定頻度も高いのですね。

④測定結果の評価区分

測定結果に応じて3つの管理区分に分けられます。区分は以下の通り。

第一管理区分→良好。継続的維持を目指す
第二管理区分→やや悪。改善は努力義務
第三管理区分→劣悪。改善は必須義務。呼吸用保護具などを使用する

 

管理区分は以下のように決まります。
<A測定のみ実施の場合>
第1評価値<管理濃度       →第1管理区分
第2評価値≤管理濃度≤第1評価値    →第2管理区分
管理濃度第<第2評価値      →第3管理区分
<A測定,B測定の両方を実施>
先ほどの分類でA測定の管理区分が1,2,3となった順に 良、普、悪としましょう。
B測定について、測定結果が
測定値<管理濃度                                 →良
管理濃度≤測定値≤管理濃度×1.5       →普
管理濃度×1.5≤測定値       →悪
とすると、A測定結果×B測定結果について以下のように決まります。

A測定結果×B測定結果に対して

良×良→第一管理区分
良×普→第二管理区分
普×良→第二管理区分
普×普→第二管理区分
どちらか一方でも悪→第三管理区分

 

中々ややこしいですが、両方とも良くてやっと第一管理区分、どちらか一方でもダメなら第三管理区分と考えると意外と覚えやすくないですか??人の健康に関わるので厳しめジャッジですね。

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