発生源別ダストの特徴

・ダストの発生源に応じたダストの特徴をおさえておく!

①微粉炭燃焼ボイラーから生じるダスト

1.1 ダスト濃度

微粉炭燃焼ボイラーから生じるダスト濃度は、石炭中の灰分が多いほど高くなります。これは、燃焼過程での灰分がダストとして排出されるためです。

1.2 ダストの粒度と形状

ダストの粒度は石炭粉の微細度に依存します。基本的に球形粒子になりますが、大き目の粗い粒子は不完全燃焼に伴うもので、不規則な形状となります。

1.3 主成分

微粉炭燃焼ボイラーダストの主成分はシリカとボイラーです。これらの成分がダストの主要な構成要素となります。

②重油燃焼ボイラーで生じるダストの特徴

2.1 ダスト濃度と生成メカニズム

重油燃焼ボイラーで生じるダストは、重油の不純物が燃焼過程でダストとして排出されるため、燃焼効率や重油の種類によって濃度が変わります。

2.2 ダストの成分

重油には多くの不純物が含まれており、主な成分としてはバナジウムやニッケル、硫黄化合物が挙げられます。これらの成分がダストの特性を決定します。

2.3 粒径と特性

重油燃焼ボイラーダストは、微粉炭燃焼ボイラーダストと比較して粒径が小さく、粘性が高いことが特徴です。これにより、ダストがフィルターや集塵装置に付着しやすくなります。

③鉄鋼用転炉で生じるダストの特徴

3.1 ダストの生成メカニズム

鉄鋼用転炉で生じるダストは、高温で鉄鋼を製造する過程で発生します。転炉内で鉄鉱石や補助材料が溶融され、酸化鉄やスラグが生成されます。

3.2 ダストの成分

鉄鋼用転炉ダストは、主に酸化鉄(Fe2O3)やスラグ(溶融した金属の酸化物)が含まれます。これらの成分がダストの特性を決定します。

3.3 粒径と特性

鉄鋼用転炉ダストは、高温で生成されるため、粒径が小さく、微細な粒子が多いことが特徴です。また、鉄鋼用転炉の種類や製造工程によってダストの成分や特性が異なることもあります。

④セメント製造炉で生じるダストの特徴

4.1 ダストの生成メカニズム

セメント製造炉で生じるダストは、石灰石や粘土などの原材料を高温で焼成する過程で発生します。これにより、原材料中の成分が変化し、ダストとして排出されます。

4.2 ダストの成分

セメント製造炉ダストの主成分は、カルシウム酸化物(CaO)、シリカ(SiO2)、アルミナ(Al2O3)、および鉄酸化物(Fe2O3)です。これらの成分がダストの主要な構成要素となります。

4.3 粒径と特性

セメント製造炉ダストは、粒径が比較的大きく、均一な形状を持つことが特徴です。また、セメント製造工程によってダストの特性や成分が異なることもあります。

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